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生きているみたい! 自分を組み立て、役目を終えれば自然に還るオリガミロボット

2016.05.15  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

小さな生き物のようにちょこまか動きまわるこれ、マサチューセッツ工科大学が開発したオリガミ・ロボットなんですって。

大きさおよそ1センチ、重さはおよそ0.33グラム。この超小型ロボットは、ひとりでに折れて動きはじめ、斜面を登ったり泳いだり、自重の2倍ほどの荷物を運んだりできるんです。そして仕事が完了すると、溶解してなくなってしまうのだとか。

オリガミ・ロボット

オリガミ・ロボット

ボディはあらかじめレーザーカッターでスリットを入れた3層のシートでできていて、中間層は熱が加えられると収縮するポリ塩化ビニル(PVC)です。およそ77度で収縮がはじまり、スリットに沿って折りあがっていきます。
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おお、ひとりでに折れていく!

このロボットの最大の特徴のひとつは、動力源を搭載していないことでしょう。代わりに磁石を持っており、磁場のなかで稼働します。
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荷物を運ぶ姿が、けなげでかわいい。

このロボット、現在は人間が磁場を遠隔操作して動かしていますが、将来的には自分の判断で動けるようにするとのこと。用途としては、「知性を持った動く薬」として内服、また手術のツールとして利用することなども考えられているそう。
えっ、ロボットの躍り食い!? いいえ、実際には目的の部位に到達してから形を変えるので、服用するときにはただのシートだそうです(そうはいっても、体内で77度の熱を発生させることはできませんよね。体が煮えてしまいます)。消化管の中でロボットが動きはじめたら、知覚できるんでしょうか?
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ちょこちょこと腕を登っていきます!

内視鏡ならぬオリガミ・ロボットによる手術、体の負担は小さそうですね。気分は『ミクロの決死圏』です。
画像・ソース
MIT

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