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ドラマーに3本目の腕を!ロボットアームで演奏にトライ

2016.05.23  | 
WRITER:
石井妙子
 

筆者も趣味でドラムを叩くが、これは…ちょっと欲しい。

ドラマーのロボットアーム2

彼の右にある手。義手ではなく、「3本目の腕」である。

ジョージア工科大学の研究者が、ドラマーのスキルを上げてくれる(かもしれない)追加装着型ロボティックアームを開発した。同大学の音楽テクノロジーセンターは以前、片手を失ったドラマーのために、ドラムスティックを備えた意のままに操れるロボット義手を開発したことがあるが、今回は健常ながらスキルの足りない「凡才ドラマー」にロボットアームを与えてサイボーグ化し、その”手数”を増やす計画だ。

脳波入力でドラマーの動きを察して動く

同大学はこれまで、ドラマーのインプロヴィゼーション(即興演奏)を再現する技術開発に力を入れてきた。このロボットアームはドラマーの肩に取り付け、ドラマーが着用しているヘッドバンドからリアルタイムで読み取った脳波パターンを「入力」として、実際に叩くリズムに同期して動く。

動画を見ると、確かにロボットアームは装着者の身振りに合わせて臨機応変に動いている。ドラマーがハイハットを刻めばアームはライドシンバルで合いの手を入れ、スネアを叩けばタムに移行する、といったように。アームの役割は、今のところ補助的なものに過ぎないようだ。

ポイントは、装着者がアームを直接操作しているのではなく、アーム自身が周囲の音や装着者の動きを判断して自律動作している点だ。ドラマーが演奏のテンポを落とすと、ロボットアームも自動で減速する。これはなかなか画期的だ。

ドラマーのロボットアーム4

ドラムを叩く動きは、人間からモーションキャプチャしたものを使っているそう。ちなみにアームはセンサーでドラムキットとの距離を把握しているため、ドラマーがエキサイトして少し動いても、問題なくプレイを続行できる。

将来は他分野にも応用

アームの開発を続けるワインバーグ教授はこう語る。「ロボットアームに音楽をプレイできる正確性があれば、(他の分野でも)人間がこなせる作業を拡大できる。たとえば医者が手術中に両手がふさがっていても、素早く自分でメスを手にすることができるようになるかもしれない」。

とはいえ動画にあるドラムプレイを見る限り、ロボットアームの実力はまだまだのよう。技術の進化を待つよりは、人間が練習を積んだ方が早いかもしれない。
ソース・画像:engadget日本版DIGIMONO!

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