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【インタビュー】能動的に動き、使って楽しい情報端末“HACO”にかける想い・後編

2017.08.22  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

若きチームYokiが鋭意開発中の、能動的に動けるコミュニケーションロボット、HACO。インタビュー後編では、HACOの開発思想について伺います。

■木箱のようなロボット、HACO

ご覧いただけるように、HACOは箱を積み重ねたような形をしています。このデザインを採用した理由をお訊きしました。

代表の東出が何度もスケッチ、プロトタイピングを重ね、今のデザインに落ち着きました。板を使っているので、箱型ということは最初から決まっていました。(三渕さん)

はじめに材質ありきだったのですね。では、木製に決めた理由はなんだったのでしょうか?

プラスチックなど金型を起こす必要のあるパーツ作りにすると、在庫を抱え込むリスクがあります。注文が入ってからベニヤ板をレーザーでカットする方式なら、在庫を抱え込むこともありません。また木製ならば、ユーザーがレーザーカット用のデータを改変し、レーザーカットするだけでオリジナルのHACOを簡単につくれたり、壊れたパーツだけを取り替えたりできます。(三渕さん)

型の問題なら3Dプリンタでもよさそうですが、木製にすることでカスタマイズのハードルがぐっと低くなるんですね。角をつけたり尻尾をつけたりした、ユーザーオリジナルのHACOも登場しそうです!

木のぬくもりを感じられ、親しみやすいという点も見逃せません。(三渕さん)

たしかに、そうですね。オーダーを受けてから木材をカットして……という工程も、職人の仕事っぽくていいですね。

カスタマイズ性能をとことん追求

箱形ボディに搭載される装備について、お訊きしましょう。

メインコンピューターにはRaspberry Pi 3を採用。モーターなどの制御用の自社製基板が、Raspberry Piと接続されています。(三渕さん)

動きまわり、手を動かし、頭を振り、目を光らせる……ということですが?

首にふたつ、腕にひとつずつと、全部で4つのサーボモーターを使っています。また、ふたつのギヤボックスから構成されるモータがあり、前後左右、回転と自由に動きまわれます。ただし、移動を目的としているわけではなく、あくまで感情表現の一環としての動作です。
目にはフルカラーLEDが搭載されており、豊な感情表現が可能。そのほか、マイクとスピーカーを搭載しています(三渕さん)

電源は、単三電池6本(電源ケーブルでの供給も可)なんですね。

サーボモーターやギアボックスなどの部品も、入手が容易な汎用品です。既存のパーソナルロボットはクローズドですが、HACOは外装データ、内蔵基板などのハードからソフトウェアまですべてがオープンソースです。そんなふうに、カスタマイズ性能をとことん追求しているのが、HACOなんです。それでいて、電源を入れるだけで会話し、アプリケーションでユーザの役に立ってくれたり、楽しませてくれたりするのもHACOです。(三渕さん)

胴体部分にRaspberry Pi専用のカメラを取りつけることも、できるのだとか。汎用品を使うことでコストを抑えてカスタマイズ性を高めるという、大手メーカーとは逆の方向性に、学生らしい柔軟さを感じます。自由にカスタマイズが楽しめることもですが、本体が3万円台というのも、大きな魅力ですね。わたしたちが手にできるのは、いつ頃になりますか?

現在ソフトウェアの開発中で、数カ月の内にクラウドファンディングを開始する予定です。(三渕さん)

それでは最後に、Robotnautの読者の皆さんにメッセージをお願いします。

HACOは家庭向けコミュニケーションロボットとして、これまでで一番敷居が低く、楽しいものになるはずです。
ぜひ、我々の最初の挑戦のクラウドファンディングにご協力ください!
クラウドファンディングやその他の情報は、Yokiのホームページより登録いただけるメールマガジンで配信しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。(三渕さん)

民主的にパーソナルロボットの普及を実現し、「家庭向けパーソナルロボットならYoki Inc.だよね」と言われるブランド力を獲得する。そんな展望を語ってくださった三渕さん。柔軟な発想でロボットをより身近なものにしてくれるチームYokiから、しばらく目が離せそうにありません!

 

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《画像ソース》

Yoki. Inc

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