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水中を泳ぎまわり、港の安全を守る麻薬探知ロボット

2016.02.25  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

危険ドラッグの水際対策は、どこの国でも重要な課題です。家具をくりぬいて隠したり、肉の塊のなかに潜ませたりと、あの手この手で密輸される薬を発見するには、相当の苦労があるでしょう。

特に船で持ちこまれる場合は、推進用のプロペラシャフトに荷を固定したり、船殻を偽装して隠したりで、捜索はいっそう困難です。
入港する小型船舶を水中から調べるのは、時間も費用もかかります。そこで、マサチューセッツ工科大学が開発しているのが、このロボットです。

麻薬探知ロボット

麻薬探知ロボット

ハロ? では、別の角度からどうぞ。

麻薬探知ロボット その2

麻薬探知ロボット その2

内部の半分はセンサー、バッテリー、アンテナ、慣性計測装置などを搭載した防水区画、あとの半分には推進ポンプが搭載されています。

水中での稼働時間は40分。将来的には100分まで延ばすことも可能だそうです。ゴム製のチューブから水を噴射して移動しながら、超音波で船殻を調べます。ロボットの航跡は海上からは見えないため、捜索に気づいた密輸業者が、先手を打って荷を捨ててしまう事態も防げるのだとか。

このロボット、元々は核物質格納容器の亀裂を検知するために開発されたものだそうです。

海の中は流れや波がありますし、船体にはフジツボがくっついていたりもしますから、格納容器内を泳ぎまわるようにはいかないでしょうが。
主要パーツは3Dプリンターで製作できるため、費用を安く抑えることができます。1台600ドル程度で製作できれば、20台を連携させて検査をおこなうこともできるだろう、と開発者。

麻薬探知ロボット その3

麻薬探知ロボット その3

これ、船や水中の構造物の安全点検にも利用できますよね。パイプラインの点検となると、水圧の問題なども出てくるのでしょうか? 3Dプリンターそこまでのものを製作するのは、さすがに難しいのでしょうけど。

実用化が待たれますね。
画像・ソース
MIT News

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