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ロボットに与える表情の進化

2016.07.22  | 
WRITER:
kissenn3
 

ここ数年で、表情を持つロボットを見かけることが多くなりました。既存の技術でも、かなり人間に近づけることができるようです。日本人の若い女性の平均的なプロポーションを持ち、人間らしく歩く「HRP4C 未夢(ミーム)」は、表情を持ち歌を歌うことができます。また、アミューズメント施設のロボットを扱うココロが開発した「アクトロイド(仮称)」は、限りなく人間に近いディテールや動きを目指したロボットとして知られています。

 

皮膚には柔らかなシリコンを使い、独自開発のエアサーボシステムで顔の自然な表情を作り出し、顔と手の計11カ所に皮膚センサーを搭載しています。空気の出入りで人間らしい柔らかな動きを表現するので、従来のアクチュエータと違い、動作音はきわめて静かです。音声に合わせた表情と両手を使った自然な動きも特徴的です。医療用のシリコンと同じ材質を使用し、肌の見た目は本物と見分けがつかず、触った感触も非常に柔らかくなっています。これで「人肌」の温度が加われば、よりリアル感が増すことでしょう。

あくとろいど

2015年や7月に開催されたコンテンツ東京の会場では、A-Labが開発した「アスナ」注目されました。「アスナ」は、人間にそっくりというだけではなく、キャラクター性とストーリー性を重視して作られ、頭部と首部の動きに特化しており、表情表現が非常に豊かに作られています。設定年齢は15歳で、別途音声を用意すれば、それに応じた発話動作も可能になります。

あすな

この「アスナ」には、「不気味の谷」がないとされています。「不気味の谷」とは、ロボットが人間や動物の動きや形に似るにしたがい、最初はそのロボットに対し親近感や好意を覚えても、一定水準を超えると一転して嫌悪感や気持ち悪さを感じ、更にもっと外観や動作が見分けにくくなると、再び安心して好意を抱くようになるという現象です。「アスナ」は、これをクリアするために顔の造形を本当の人間のように顔の左右に少し違いを出しています。さらに人間の脳に不気味な印象を与えないため、道ですれ違っても振り返らないくらいのビジュアルにしています。「アスナ」は将来的にボディなども手掛ける予定で、その成長していくストーリーも含めて、魅力にするそうです。

 

感情を伴うような豊かな顔の動きに驚かされるロボットが次々に登場しています。このまま開発が進めば、ロボットやアンドロイドと恋に落ちることもあり得るでしょう。魅力的なバラエティに富んだ動きをするロボットのダンサーやアイドルが誕生するのも、そう遠くはないかもしれません。

 

ソース画像:ミーム  / アクトロイド / アスナ

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