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地域の「足」として期待されるロボットタクシー

2015.10.08  | 
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kissenn3
 

高齢ドライバーは、判断が鈍りがちで逆走などもあり、免許の返納も奨励されていますが、公共交通機関が乏しい地域で運転ができなくなると生活基盤を失いかねなくなります。

ロボットタクシーは、そんな失われつつある地域の「足」を取り戻す試みの一つとして始まっています。想定されるロボットタクシーのイメージは、スマートフォンなどの携帯端末で呼び出すと自動で無人タクシーが迎えにきて、目的地を指定すれば、交通情報などをもとに最短ルートを割り出して連れて行くというものです。

ロボットタクシーのメリットは、乗務員不足に悩むことがなく、地域の需要に応じ台数を増やすことが可能なほか、人件費がかからない分、安価な交通手段となる点です。

2015年5月にDeNAとZMPがロボットタクシーの設立を発表しましたが、この発表後、各地の地方自治体から交通課題の解決につながるので、ぜひうちでサービスを展開して欲しいという声が相次いでいたそうです。さらに高齢者の足代わりになるだけでなく、自動車事故の9割を占めるヒューマンエラーを排除できるとされています。

今のところのデメリットは、ロボットタクシーの一台あたりの価格が高い点です。これはカメラ画像のうち、運転に必要なデータだけを選択させ、より簡易なコンピューターにし、量産されるセンサー類の価格低下も見込めば、2020年までに1台1千万円以内になると言われています。

じつしょう

 

2016年2月末から神奈川県藤沢市で行う実証実験では、運転手が乗車するものの、あらかじめ決められた区間で自動運転を行い、技術やサービスの検証などをします。

 

実現に向けた課題としては、技術の発展、規制緩和、社会の受容性が挙げられます。これに対して、自動運転技術の開発は急ピッチで進められていますし、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける無人自動走行による移動サービスなどに向けた法的環境整備が予定されて
います。また社会受容性を得るには、乗車体験イベントや説明会の開催を実施するなどの地道な取り組みが必要とされています。

いずれにしても、東京オリンピックでのロボットタクシーの評価次第で、地域の「足」としての地位が決まる気がします。

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そして有人タクシーは、人が運転するならではのホスピタリィーがあり消えることはなく、無人タクシーと共存すると言われています。ただこれも、人以上の完璧なホスピタリティーを持つようになれば、状況は一変します。映画「トータルリコール」に出てくるロボットタクシーは、テーマパークの乗り物的でしたが、
実際のロボットタクシーは社会を変容させる影響力を持ち、技術の粋を集めた乗り物になりそうです。

ソース画像:ロボットタクシー

実証実験

トータルリコール

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