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人間とAIが生きる未来―ロボットと法について考える

2016.11.29  | 
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hi666666
 

ロボットの開発が進む一方で、法規制は非常に遅れています。例えば、ロボットが自ら考え、勝手に人を殺してしまったらどうするのか―そもそも法律は、こういった問題が起こることを想定していないのです。

ロボットと人が生きる未来において、法律はどのようにあるべきでしょうか。みなさんが考えるきっかけとなるよう、簡単な例をもとに現行法を見ていきましょう。

ロボットが人を殺したら

ロボットが人を殺した場合、ロボット自身が死刑になることはあるのでしょうか?

結論を先に述べてしまうと、現行刑法上、ロボットが死刑になることはありません。あくまでロボットを使用した人間が刑罰に問われるだけです。

なぜならば犯罪をおかすのは、原則として「人」であるとされており、ロボットはこれに含まれないからです。

もっとも、犯罪の主体には例外があります。それは「会社」です。とすれば、ロボットを犯罪の主体を含めるという法改正もなくはないでしょう。しかしその場合には、ロボットに刑罰を科す意味があるのか、という問題点をクリアしなければなりません。

人間がロボットを殺したら

ロボットを殺した(壊した)場合には、「器物損壊罪」になります。

もしも自分の恋人や友達がAIだとしたら、器物損壊罪なんて物みたいで嫌ですよね。しかし、現行法上ではペットの犬が殺されても器物損壊罪に問われます。とすれば、無生物のロボットために別の法律(殺ロボット罪)を作るのは難しいといえましょう。

ロボットに痛みを与える実験は合法か

ロボットに繰り返し痛みを与え、感覚を測る実験…人間に対して行えば拷問にもあたりうるような実験ですが、ロボットに行うことは合法です。そもそも、ロボットの研究・開発において一切の制約がないからです。

痛みを与える実験なら「かわいそう」で済みますが、殺人ロボットの研究をすることはどうでしょうか。これを許せば、ロボットによって多くの人が殺されかねません。

ロボットの研究開発の自由と人間の保護―これは永遠のテーマになるでしょう。

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「ロボットと法」はいまだ未知の分野であり、誰も正解を知りません。このような中で、最近ではロボット法学会発足の動きもあります。

みなさんも、一度ロボットと法について考えてみてはいかがでしょうか。

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