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子どもの気持ちがわかる? ロボットチューターを小学校に導入する研究

2016.11.12  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

教育現場に次々と導入されるデジタル教材。音声や動画が使え、それぞれのペースで学習を進められるという利点がありますね。それを一歩進めて、子どもの集中の度合いに応じて適切な働きかけをおこなうことで、学習効果を高める研究が進んでいます。

集中している、それとも……?

デジタル教材やオンライン学習は、小学校でもお馴染みのものになりつつあります。デジタル教材には利点が多くある反面、集中の程度にかかわらず一律に学習を進めてしまう、という問題もありました。
どんな態度を取っても同じ反応しか得られないと、子どもはやがて無関心になり、最悪の場合は問題行動を起こすようになってしまうそうです。それはそうでしょう。頑張っていてもだらけていても同じ反応しか得られなかったら、やる気が失せてしまいますよね。

 

そんな問題を防ぐために、マドリッドのDepartment of Artificial Intelligenceでは、集中しているか、気が散っているか、ぼんやりしているかといった子どもの精神状態を検知して、適切な働きかけをおこなうシステムを研究しているそうです。

キーストロークとマウスの動きで集中の度合いを判定

ARTIE(アルティ)というこのシステムは、特定の感情に注目するのではなく、認知にかかわる状態を特定するように作られています。つまり先ほどの、集中しているか、気が散っているか、ぼんやりしているか、ですね。
キーボードのストロークやマウスの動きを元に集中の程度を推測し、適切な働きかけをするというのですが、その働きかけはロボットチューターを通しておこなわれるのだとか。

小学校で実験をおこなった結果、子どもたちはひとりで勉強するよりロボットチューターと勉強するほうが楽しい、と感じたそうです。ロボットチューターと一緒のほうが、人間の先生といるときよりリラックスしていたという結果も出ていますが、人間の先生と一緒のほうが勉強がはかどると感じたとも。これは、ロボットの物珍しさ、ワクワク感のせいでしょうか。それとも、リラックスの度合いが低いからこそ、勉強したと強く実感するのでしょうか。

 

ロボットチューターがマンツーマンで小学生の学習をサポートする日は、そう遠くないようです。

こんなロボットがデスクサイドにいてくれたら、大人も張り切ってしまいそうですね。集中の度合いが上司に筒抜けになるのは、避けたいですけど。

 

 

《画像ソース》
Robohub

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