ドローンレース&スマホで操縦にチャレンジ! マジカル福島イベントレポート・前編
2016.11.07 |- WRITER:
- あずさゆみ
11月4日から6日まで、福島県の各地で開催された「日本一大きな文化祭・マジカル福島」。最終日のイベントを、ロボットノートが取材してきました!
取材班が訪ねたのは、「ドローンレース×神旗争奪戦」と「ロボテスわっしょい秋祭り」の会場となった南相馬市の雲雀ヶ原祭場地。レポート前編では、ドローンに関する催しとアニメ『レスキューアカデミア』の制作発表をレポートします。
ドローン・インパクト・チャレンジ
福島に整備されるロボットテストフィールドでは、来年度よりドローン配送の実証実験がおこなわれることになっています。今回のドローンレースは、一般の人にドローンを知ってもらうまたとない機会になりました。
Drone Impact Challengeは、日本各地でおこなわれているドローンのレース。フラッグの間を通過したりゲートをくぐったりしながら、コースを周回してタイムを競います。
しかし、抜群の機動性。とにかく速いっ! 小さくて速くて、カメラで追い切れません。
操縦は目視またはFPVでおこないます。FPVはFirst Person’s Viewの略で、ドローンに搭載されたカメラの映像を見ながら、まるでドローンに乗っているように操縦すること。急旋回で酔っちゃったりしないんでしょうか?
小さなコースを猛スピードで飛ぶので、クラッシュする機体も多数あり。カメラマンのすぐ傍に落下したものも(汗)。スリル満点でした。
神旗争奪戦
レース終了後、突如登場した大型のドローン。ドローン宅配の実証実験に用いられるのは、このタイプのドローンだそうです。
このドローンを使って神旗争奪戦がはじまりました。空中で2枚の旗が大型ドローンからリリースされると……。
ドローン操縦体験
スマホでコントロールするミニ・ドローンの操縦体験コーナーも。トライしてみました。
風に流されてしまい、なかなか思うように動いてくれません。
それでも、ターゲットの上空に静止して降下。無事お菓子をゲットしました。
レスキューアカデミア制作発表
つづいて、福島ガイナックスが制作するアニメ、『レスキューアカデミア――ロボットバディと世界を救え!』の制作発表をレポートします。
レスキューアカデミアは、救助活動に従事する「レスキュリスト」を目指す子どもたち&バディとなるロボットたちの成長を描くストーリー。南相馬市が舞台になっているんですね。制作発表ではキャラクターデザインが一部公開されたものの、まだ構想段階という印象を受けました。
考えることや勉強することが多くて、一番基礎になる部分は時間がかかると思うんですが、それだけ中身が濃くて厚みのある、エンターテインメントとして楽しめる作品にしていきたいと思っています。(福島ガイナックス代表取締役・浅尾芳宣さん)
ところで、この「レスキュリスト」という言葉、すごく気になります。一般的なレスキュア-(Rescuer)やRescue Teamではなく、敢えてレスキュリストという言葉を作ったことに、並々ならぬこだわりを感じました。災害救助はチーム活動なので名称もチームでくくってしまいますが(日本語でも救助隊員=a Rescue Team Memberですよね)、神的なスキルを持たせるという意気込みの表われとしての「レスキュリスト」かもしれませんね。どうですか、監督!?
この『レスキューアカデミア』、再来年からテレビシリーズとして発信できたら、とのことでした。今後の情報に期待しましょう。
ドローンレースや制作発表の様子は、ニコニコ動画でタイムシフト視聴することができます。ドローン・レース中のFPV映像を見ることもできますので、プレミアム会員の方はチェックしてみてくださいね。
レポート後編では、ロボテスわっしょい秋祭りに出展されたロボットをご紹介します。こちらもどうぞお楽しみに。
《画像ソース》
