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まるで人工の筋肉! ソフトロボットを介護やリハビリに活かす研究

2016.10.24  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

ロボットノートでもたびたびご紹介してきたソフトロボット。体への当りが柔らかいため、人の体を支えたり動きをサポートしたりという用途にぴったりです。今回は、スイスの大学で研究中のソフトロボットをご紹介します。

体を傷つけない、ソフトな感触

ローザンヌ工科大学(EPEL)で開発中のソフトロボットは、弾性に富んだシリコーンやゴムで作られ、空気圧でコントロールするというもの。体に装着して人の動きを補助するためのものですが、柔らかい素材でできているので体を傷つける危険がとても低いそうです。
さっそく動画を見てみましょう。


EPFLは世界有数の工科大学で、研究者の国籍も多岐にわたっているそうですが、動画からもそのことがうかがえます。
そしてロボットですが、最初に登場するロボットはカブトムシの幼虫みたいですね。生き物っぽい動きです。後半で紹介されるリハビリテーション・ベルトは体を支えたり動作をサポートしてくれたりと、まさに外付けの筋肉ですね。ゴム製のモジュールを空気圧でコントロールする「風船」ですから、怪我のリスクが低いのもポイントです。
そして弾力があるので、大きな外力が加わっても壊れにくいという利点もありますよね。

リハビリをはじめとした、さまざまな分野で

このロボットは、リハビリや壊れやすい物を扱うロボットハンド、生物を模したバイオミメティクス、そして在宅介護などでの活用が検討されています。ソフトタイプの外骨格なら、装着感も優しいでしょう。在宅介護に導入されたら、家族やケアワーカーの負担が大きく軽減されそうです。
介護だけではなく、子どものケアにも使えるかもしれません。赤ちゃんの世話をするなかで、腱鞘炎になったことがある方は少なからずいらっしゃるはず。沐浴をちょっと助けてくれるだけでも、ずいぶん楽になりますよね。

ここでも日本の折り紙が!

このソフトロボット、弾性のあるシリコーンやゴムを素材として使っているのですが、弾性の高い素材はコントロールが難しいのだとか。複数の風船を均一に曲げるのは、たしかに難しそうです。そこで作られたのが、折り紙を用いたソフトロボット。紙ならば、曲がる方向や伸び具合を一定にすることも比較的容易かもしれませんね。

 

シリコーンやゴム、紙といった素材は加工が容易なうえに、安価で大量生産が可能です。ソフトロボットが身近な存在になるのは、そう先の話ではないでしょう。

 

《画像ソース》
Ecole Polytechnique Federale de Lausanne

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