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ズボン型外骨格で出かけよう! 関節も優しくサポート♪

2016.10.06  | 
WRITER:
あずさゆみ
 

平均寿命が伸びるにしたがって、加齢によって肢体不自由となる人も増加しています。ヨーロッパにおける車椅子使用者は320万人、車椅子以外の歩行補助具を使用している人は4千万人にのぼるのだとか。
今回は、比較的軽度の障がいを持つ人の歩行を補助するズボン型の外骨格、エクソソフトをご紹介します。

生活の質を左右するもの

お年を召した方から、膝関節が痛むようになったとか、つまづきやすくなったという話をうかがうことがあります。
体が思うように動かないとお出かけが億劫になってしまいますが、筋肉は使わないと衰えてしまうもの。筋肉をいかに維持するかが、老後の健康と生活の質に直結するんです。体を動かしづらくなって、出かけないためにますます動けなくなるという悪循環は、避けたいですよね。

 

下肢が動かしづらい人の歩行を助けるものには、杖や歩行器、シルバーカートのような器具、そして外骨格などがありますが、杖などは手がふさがってしまいますし、歩行器やカートでは階段がネックになります。外骨格は重くてかさばりますし、現状ではバッテリー寿命が短いなどの問題もあります。

答えは、ウェアラブルな補助具

既存の補助具の問題を解消すべく、ヨーロッパの複数団体が共同開発に着手したのが、エクソソフト(XoSoft)。インテリジェント・クロージング・システム(intelligent clothing system)、すなわち衣服そのものが歩行補助具になったスマート衣服です。
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エクソソフトは関節を保持する可変ジョイントと動きをサポートするアクチュエータ、慣性センサー、そして電源と制御ユニットで構成されています。本人の筋力と運動能力に即したサポートをおこない、サポートしすぎることはないので、今ある筋肉は最大限に使えるというのがいいですね。
衣服なので目立ちませんし、脚全体を覆っているのできめ細かなサポートが可能になるのではないでしょうか。せっかくですから、デザイン的にも「スマート」なものを期待したいです。

国をまたいだプロジェクト

このプロジェクトは、欧州における共同研究・イノベーションを促進する「ホライズン2020」の枠内で進められているもので、アイスランドの義肢メーカー、ドイツやオランダの大学、スペインの研究機関など7カ国の9団体が参加。EU非加盟のスイスからも、2団体が参加しています。予算は5400万ユーロ、プロトタイプの完成は2019年を見こんでいるとのこと。

今後の動向に注目ですね。

 

《画像ソース》
ROBOHUB

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