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足なんて飾りです? ロシアのトルソー型ロボット2020年までに国際宇宙ステーションへ

2016.10.05  | 
WRITER:
irbis
 

宇宙飛行士の負担を減らす「助手」

宇宙船の外・オープンスペースでの作業には常に大きな危険が伴います。
国際宇宙ステーション(ISS)でも定期的に外での作業が必要なのですが、そのたびに宇宙飛行士は宇宙線やデブリなどの危険にさらされます。どんなに慣れても、安全装置を備え付けても、不測の事態が起こる可能性はゼロにはなりません。
また、地上ではごくありふれた作業でも、国際宇宙ステーションの外で作業するとなると、それなりに費用がかかります。

 

そこで、定期点検のようなルーチンワークはロボットに任せて宇宙飛行士の生命や健康に対するリスクを減らし、貴重な国際宇宙ステーションでの滞在時間をもっと創造的な仕事に使えるようにしよう、そしてコスト削減につなげよう、とロシア・機械工学中央科学研究所(TSNIIMash)宇宙ロボット工学ラボが計画しています。

 

その第一歩が2020年までに遠隔操作で船外活動のできる人型ロボットを国際宇宙ステーションに送り込む計画です。2016年9月21日付「ロシースカヤ・ガゼータ」のインタビューに答え、アレクサンドル・グレベンシコフ所長が語っています。

上半身だけ?

SAR-401とオペレーター

このロボットは、人間の腕に似た二本のマニピュレーターを持ち、人が装着するタイプのインタフェースを使った遠隔操作で、オペレーターの細かな動きを忠実に再現します。このシステムは、アンドロイド・テクニクス社のSAR-401がもとになっています。

 

人型と言いつつ足がありませんが、船外活動での移動は移動用マニピュレーターで行うとの事です。

これは2013年「ロシア・トゥデイ」のニュース映像ですが、オペレーターの動きをなぞってはいても、まだまだぎこちない感じです。
特に宇宙服を前にしたシーンでははらはらしてしまいます。たぶん、中に人は入っていないと思うのですが。

 

将来的には、自律的に目視検査、技術的な補修作業、科学的機器の操作ができるロボットを目指すとグレベンシコフ所長は言います。

 

しかし何よりもまず、人間や宇宙船・宇宙ステーションを傷つけるようなことが万が一にもあってはならないので、このロボット宇宙飛行士にはまだまだたくさんの過酷な試験が待ち受けているのです。

 

ソース・画像:ロシア・機械工学中央科学研究所ロシースカヤ・ガゼータ

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