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料理を口元まで運んでくれる食事介助ロボット「Obi」

2016.09.02  | 
WRITER:
石井妙子
 

ALSやパーキンソン病を想定

手や腕が不自由な人が一人で食事を取れるようにと、アメリカで食事介助ロボット「Obi」が開発されています。ロボットアームと皿が合体したシンプルなデザインで、アームの先に取り付けたスプーンで食べ物をすくい取り、食事する人の口元まで自動で食べ物を運ぶ仕組みです。

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実際に運ぶ様子は以下のムービーの1分20秒あたりから見ることができます。

開発にあたって想定したのは、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病などで手が不自由な人とのこと。「要介護の高齢者の食事にも生かせれば」と感じる人も多いと思いますが、嚥下機能(飲み込む力)が低下している人の場合はスプーンを口に近づけても口を開けないことが多く、またスプーンの角度にもコツがいるそうで、まだ実現は難しそうです。

食事する人がタイミングや料理を選べる

皿は4つに区切られていて、違う料理を少しずつ盛り付けて味わえるデザイン。ロボットアームには磁石でスプーンが取り付けられており、皿の料理をすくって口元まで運んでくれます。小さくカットされた果物や粘り気のあるお米など、あらゆる形状の食べ物をすくって運ぶことが可能です。

ただしObiは、完全自律型のロボットではありません。使用する際には、介助者が本体の「Teach」ボタンを押しながらロボットアームを皿から食事する人の口元へ動かし、料理を運ぶ動きをObiに学習させる必要があります。

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Techボタンを押しながら操作

また、食事する人が食べるタイミングや食べたい料理を自由に選べるようにするため、足で踏んで操作するペダルや、圧力センサーを搭載した枕、マウスピースなどのアクセサリーが用意されています。アクセサリーを接続するための3.5mmイヤホンジャックは本体側面に搭載しています。

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高さと幅はともに17インチ(約43cm)、奥行きは12インチ(約30cm)。収納時は高さ6インチ(約15cm)に畳むことが可能

高さと幅はともに17インチ(約43cm)、奥行きは12インチ(約30cm)。収納時は高さ6インチ(約15cm)に畳むことが可能

本体はプラスチック製で、スプーンと皿は食器洗浄機・電子レンジ・冷蔵・冷凍に対応。リチウムイオンバッテリーを搭載しており、1~2時間の充電で最長4時間使用できます。

 

公式サイトから購入可能で、気になる価格は1台4500ドル(約45万円)。日本への発送にも対応していて、別途84.60ドル(約8500円)の送料が必要です。

 

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今後さらに技術を進化させて、高齢者の介護や赤ちゃんの食事に応用できるようになれば、介護や医療、保育の現場を変えてくれるかもしれません。

 

ソース・画像:GIGAZINE

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