ロボットはエンターテイメントだ!競技会に流血仮面参上!!
2016.08.31 |- WRITER:
- tamago
身近になりつつあるロボット。様々な用途で活躍を期待される中で、ロボットによるエンターテイメントを追求するパイオニア、「ロボットプロレス」を運営するミステルタマオ総統さんにお話を伺いました。
ロボットエンターテイメントとは
ロボットを通じて自らのエンターテイメント像を表現したいという学生時代の夢から生まれたのがロボットプロレス「できんのか!」だそうです。
しかし、一番の目的は”子供達にロボットの凄さ、楽しさを知るキッカケの場を作る”ことがしたかったそう。
「子供達が”私もあんな凄いロボットを作ってみたい”、”あんなロボットエンジニアになりたい”という夢や憧れをもつキッカケを作れる場が作れたら良いなと思っています。」(ミステルタマオ総統さん)
ロボットレスラー「流血仮面」誕生!
ロボットプロレスのメインエンターテイナーとなる流血仮面は、ミステルタマオ総統さんがイメージする理想のロボットレスラーを形にしたものだそうです。勝負に勝つためのロボットではなく、目指したのは勝負を観客に楽しんでもらうためのロボット!それが流血仮面だ!!
2009年にROBO-ONEという競技会で見事、デビュー戦を飾る流血仮面。
下の画像は流血仮面の必殺技「ピープルズエルボー」です!
「競技会であるROBO-ONEでコミカルレスラーとして爪痕を残す以外にも、アメリカのROBOGAMESで金メダル(パフォーマンス部門)を獲ったりと、記憶にも記録にも残る結果は残せたと思っています。本当にサポートしていただいたメンバーには感謝しかありません。」(ミステルタマオ総統さん)
プロレス大好き運営メンバー紹介
ロボットエンターテイメントを形作る上でのキーマンをご紹介!
全員もれなくプロレスが大好きだそうです。
トマトキッド手塚さん
流血仮面の衣装やロボットプロレスのデザイン物の制作を担当。
手塚さんはマスクや覆面雑貨を制作するアーティストで、デザインフェスタというイベントでミステルタマオ総統さんと出会いました。
お二人ともプロレスが大好きで、ロボットプロレスについての打ち合わせをしても、ロボットプロレスの話1割、プロレスの話9割で終わるそうです(笑)
引間奈緒子さん
くまたろうというロボットレスラーの制作者で、流血仮面のメンテナンスも担当。プロレスが大好きで、しかもデスマッチが特に好きという女性です。
優秀なロボットエンジニアとしても活躍されており、ロボットプロレス「できんのか!」の旗揚げ戦のメインイベント”電流地雷爆破時限爆弾デスマッチ”を開催するキッカケとなったメンバー。
引間さんと出会わなかったら、恐らくロボットプロレスは始まっていなかったそうです。
松田靖幸さん
ロボットプロレスの実況を担当。
先述したROBO-ONEのMCを務めていたのが松田さん。実際にプロレスのリングアナウンサーも務めていた方です。
「実況というのは、ロボットプロレスにとって最も重要な役割です。まだまだ表現力の足りないロボットの動きに対して、今何をしているのか、どういう状況なのか、面白おかしく観客に伝える必要があります。プロレス界で培った知識や話術で観客を誘導し、ロボットの何気ない一挙手一投足を大きな熱狂に変えてくれる大事な存在です。」(ミステルタマオ総統さん。)
ロボットの凄さを伝えていきたい
ロボットエンターテインメントにおいては、演出やシナリオのもそうですが、ベースとなるロボットの「凄さ」をお客様に伝えることが重要であるとか。
今チャレンジしているのが「バックドロップ」、「ドロップキック」、「毒霧」などなど。下の画像は見事なバックドロップを決めた瞬間です!
まずは人間に可能な動きを再現し、次のステップとして人間には不可能な技を目指すそうです。
まだまだご紹介したいところではありますが、もっと見てみたいという方はぜひその目で「ロボットプロレス」を見てみてください。
イベント情報
ロボットサッカー「できんのか!」(第3回フロンターレカップ)
日程: 9月10日(土)
場所: 等々力陸上競技場前 フロンパーク (神奈川県川崎市)
開催イベント: 川崎ものづくりフェア in 等々力
・ ロボットプロレス「できんのか!29」
日程: 10月22日(土)
場所: 世田谷区役所中庭・世田谷区民会館 (東京都世田谷区)
開催イベント: せたがや産業フェスタ2016
・ ロボットプロレス「できんのか!30」
日程:11月3日(木・祝)
場所: 綾瀬川左岸広場 (埼玉県草加市)
開催イベント: 草加商工会議所まつり
サイト・動画: