RN 012034

iRobotが日本の教育市場に参入、プログラミングロボット『Root』を2月に発売

2021.01.21  | 
WRITER:
haruka
 

Science・Technology・Engineering・Mathematicsに重きを置いたSTEM教育や、これにArtを加えたSTEAM教育、さらにRoboticsを加えたSTREAM教育など、子供のスキルを伸ばす教育プログラムが近年注目され学校や家庭で取り入れることが増えてきました。

 

そして、こうした教育に役立つプログラミングロボットもたくさん登場しています。ロボット掃除機「ルンバ」を手掛けるiRobotもそのひとつで、子供向けのプログラミングロボットを日本へ導入すると発表しました。

まるで″小さなルンバ″

アイロボットジャパン合同会社は2020年1月19日、プログラミングロボット『Root(ルート)』を2月19日よりアイロボット公式オンラインストアとiRobot Education認定販売代理店にて販売開始すると発表しました。さらに、全国の小学校へRootを無償提供するプロジェクトも始動しました。

iRobotは長年STEM教育に取り組んでおり、Rootはその情熱を形にしたロボットです。同社は2009年からSTEMプログラムを社内に導入し、日本でも2017年からボランティア社員によってルンバ実機を使ったプログラミング教室を開催してきました。

 

そして今回、日本へRootを導入するにあたりiRobotのCEOであるコリン・アングル氏は次のようにコメントしています。

アイロボットでのSTEM教育の目的はプログラミング技術の習得のみならず、子供たちにロボットやモノづくりに興味を持ってもらいエンジニアとしての一歩を踏み出すことで、将来アイロボットで共にロボット開発に取り組んでもらおうという意図があります。性別や人種、年齢、レベルを問わず、子供たちに平等に学びの機会を与え、後押しすることがアイロボットの願いです。

 

(出典:アイロボットジャパン合同会社|アイロボット プログラミングロボット「Root」で教育市場に参入  無料アプリでシミュレーションも可能

(出典:iRobot Japan Youtube公式チャンネル

ちなみに、iRobotは2019年6月、教育用ロボットを手掛けるRoot Roboticsを買収しています。当時、この買収についてコリン・アングル氏は「STEMへの取り組みを拡大できる」とコメントしていました。

 

(出典:iRobot Corporation|iRobot Introduces the Root Coding Robot Through Acquisition of Root Robotics

 

″Root″というネーミングには「子供が感じる楽しさやワクワクの″根っこ″の部分を大切にしたい」という想いが込められています。そんなRootは一体どのようにプログラミングを学べるのでしょうか。

3段階のレベルでプログラミングを学習

Rootは専用アプリ「iRobot Coding」によるプログラミングで、走る・光る・描く・音を奏でることができ、子供のワクワク感を刺激し自由な発想を創出します。

感覚的に操作でき、小さな子供も楽しみながらプログラミングを学べそうです。

(出典:iRobot Japan Youtube公式チャンネル

専用アプリはブロックをつなげて簡単にプログラミングするLevel1、ブロックとコーディングを組み合わせたLevel2、本格的にテキストコーディングするLevel3で構成され、小学校教育の全ての教科と中学校でのプログラミング授業で使えるようデザインされています。

 

またRootは、壁に当たると跳ね返るバンパーや段差センサーといったルンバに見られる機能を持ちます。裏側にあるマグネットによりホワイトボード上での垂直走行ができるほか、作品のプレゼンテーションや先生によるデモンストレーションでも活躍します。

 

さらに、ロボットが手元になくてもアプリのみで自作のプログラムを作成・確認でき、クラウド上に作成したプログラムを保存することで世界中のプログラマーにシェアすることもできるんです!

「みんなでRoot!プロジェクト」始動

iRobotは1月19日より、全国の小学校を対象に1校につき6台・合計1,000台のRootを無償提供する「みんなでRoot!プロジェクト」の参加校の募集をRoot専用ホームページ「iRobot Education」にて開始しています。

 

このプロジェクトは、2020年より小学校で必修となったプログラミング教育を本格導入してもらうための支援施策であり、「参加校には自作のカリキュラムや作品を発表するイベントなどインタラクティブな展開も視野に入れています」とコメントしています。※応募は先着順、詳細はこちら

 

次の動画では、Rootを導入した小学校の事例を紹介しています。

(出典:iRobot Japan Youtube公式チャンネル

子供たちにも先生にも好評ですね。″自分が作ったプログラムでロボットが動く″という経験は子供たちの学びへの好奇心や発想力に繋がり、趣味や将来の夢にも大きな影響を与えるでしょう。

アイロボットは人々の生活をより豊かにすることをミッションに、掃除機カテゴリーだけでなく、教育分野にもロボットを導入、子供たちの尽きない好奇心をロボットでインスパイアして参ります。

 

(出典:アイロボットジャパン合同会社|アイロボット プログラミングロボット「Root」で教育市場に参入  無料アプリでシミュレーションも可能

(出典:アイロボットジャパン合同会社|アイロボット プログラミングロボット「Root」で教育市場に参入  無料アプリでシミュレーションも可能、iRobot Corporation|iRobot Introduces the Root Coding Robot Through Acquisition of Root Robotics

 

さて、続いて紹介するのは、自分で作ったロボットを自分が考えたプログラムで操作できるキットです。組み立てられたロボットをプログラミングで動かすのとは一味違う、オリジナルを作るワクワクを楽しめそうです!

自由な発想でプログラミングを体験

ユカイ工学株式会社は、小学生でも簡単にロボット作りができる『ユカイな生きものロボットキット』を2019年10月より発売しています。

2020年3月にはこれを無線で操作できる『ココロキット』を発売し、無料で使えるロボット制御用の専用プログラミング環境を提供開始しました。

なお、ココロキットは株式会社マクニカの技術協力により製品化したものです。

 

ユカイな生きものロボットキットは『小学生ロボコン』開催に向けて開発された″ユニークな生きもの″が作れるキットです。モーター、スイッチ、結束バンドなどを使って自分だけのオリジナルロボットが作れます。

作り手の創意工夫を存分に盛り込む余地をもたせたといい、「出発点は同じ材料セットですが、体験する子供によって完成するユカイな生きものロボットはまったく別のものになります。自由に発想を膨らませて面白いロボットづくりの世界を体験できます」とコメントしています。

 

そして、ココロキットと組み合わせることで″ロボット作りの材料から組み立て、操作まで、「ロボットを作ってみたい」「動かしてみたい」を一貫して体験″できます。

(出典:ユカイ工学 Youtube公式チャンネル

ココロキットは、MITメディアラボが開発・提供を進めるビジュアルプログラミング言語「Scratch」と、様々な応用ができる「JavaScript」をベースとしたテキストプログラミングに対応しています。

 

さらに、ユカイ工学が独自にカスタマイズしたロボット制御用の機能を追加しています。「ユカイ工学独自拡張版Scratch」は、日常会話の感覚でプログラミングができたり、拡張機能を組み合わせることで特定の人や物を認識して動くロボットを作ることもできます。

 

ユカイ工学は『小学生ロボコン』に全面協力しており、ココロキットは『小学生ロボコン2021 プログラミングロボット競技会』に採用されました。これにあわせて2021年1月13日11:00から2月22日11:00まで数量限定で「ココロキット限定セット」を販売します。

 

(出典:ユカイ工学株式会社|未来のロボットエンジニア育成の一助に!2020年初開催「小学生ロボコン」予選向けロボットキット「ユカイな生きものロボットキット」をユカイ工学が開発・発売ユカイ工学のエデュケーション事業が本格始動!子どもも大人も、プロも。初めてのロボット作りから、プログラミング学習まで、楽しいチャレンジ体験を提案自作ロボットを簡単プログラミングで無線操作できる「ココロキット」3月1日(日)発売&ロボット制御用の無料で使える専用プログラミング環境を3月1日(日)提供開始オンライン開催「小学生ロボコン2021 プログラミングロボット競技会」にユカイ工学『ココロキット』が採用決定!

 

STEM教育の導入やプログラミング教育の必修化で、以前に比べて学習する範囲が広がりました。プログラミングは難解なことも多いですが、いろいろなプログラミングロボットが登場し生徒たちが好奇心を持って学べると良いなと思います。

thank you

この記事に関連するタグ

広告主募集
TARA
上に戻る